こんにちは。依田しのぶです。
平成の時代から始まった片付けブーム。
「断捨離」「こんまり」「整理収納」「ミニマリスト」
これ、みんなキーワードは「片づけ」です。
この「片づけ」のプロ、いろんな方がいらっしゃいますが、
近藤典子さんは「片づけ」がテレビで特集を組むようになった最初の頃から
メディアに出演されている先駆者。
その方のセミナーがある、ということで
先日、立川まで行ってきました。
LIXILさん主催
「片付く家の作り方」
もともと収納下手だった近藤さん。
ご主人の経営する引っ越し業を手伝っているうちに、
才能を発揮。
これまで2000軒以上のお宅の、収納に関するお仕事をされてきました。
今はLIXILさん始め、いろんな企業とコラボをしたり、
暮らしアカデミーの講師として「住まい方」を提案されています。
今回のセミナーで近藤さんが仰っていたこと
・片付かない「物」は服で、片付かない「場所」はキッチン
・ダイニングキッチン、一番最初に考えなければならないのは家電置き場
・家事効率を考えた家に住むと、月日が経つにつれ幸せに感じる
・暮らしの三大ストレス「収納(空間)」「動線(時間)」「視線(人間)」
・キッチンにおいて奥行きは恐怖(奥のものがとれず放置)
など、ここでは書ききれないのですが、簡単に箇条書きにしてみました。
とにかく、収納計画を新築時にしっかりしておけば、
住んでからのストレスが軽減される、とのことです。
しかし、
「もう建てたし、今後も収納は市販されているものでなんとかする」
という方のために、この春、LIXILさんと近藤さんが開発したのが、
ヴィータスパネル
左が昔ながらの押し入れに、
布団や押し入れダンスなどその他もろもろを押し込んだ、
どこの家庭にもある「押し入れの風景」だと思うのですが、
簡単な施工で右のような形に出来るのです。
基本は
この形で、脇のレールに棚板やフックなどを自分に合わせて
設置できます。
私、
(これだったらダボレールでいいんじゃないの?)
という疑問が最初からありました。
ちなみにダボレールというのは、
押し入れの壁にシルバーのレールを取り付け、
棚受けを付ければ、好きな高さに棚を設けることが出来ます
実は近藤さんもダボレールが大好きだったそうです。
収納計画や片付けの仕事で、かなりのお宅に
この「ダボレール」を提案し、取り付けてきたそう。
数年後、各家庭を訪問し収納を確認すると、
ダボレールの棚受けは付けた当時のまま。
高さがあるものを収納する際、
横に寝かせて収納している方がほとんど。
つまり、優れもののダボレールでも、
棚を外す→棚受けを外し理想の位置にセット→棚を付ける
この作業をするのが面倒くさいのです。
しかも、棚受けは4つ移動させなければなりません。
なんか簡単な方法はないか・・・。
試行錯誤していたら、近藤さん、
あることに気が付きました。
350㎜の法則
ほとんどの物は35センチで収まることに
気が付いた近藤さんは、
「350㎜ピッチで棚板を設置できるようにすれば、
ダボレールのように、そのままになることもない」
「上部に奥行きがあると、奥の物が取れなかったり、
デッドスペースになってしまう。じゃあ、上部の棚をL字にしよう」
など、数々のアイデアから生まれたのが
ヴィータスパネルでした。
私もダボレールが好きで、自宅の収納に付けていますが、
最初に付けた位置から変えていません。
例え不便でも( ̄▽ ̄;)
なので、話を聞けば聞くほど
「いいなあ・・・ヴィータスパネル」
と、思ってしまいました。
セミナー後、ステージにヴィータスパネルの実物が登場。
すごい人だかりの中、この時だけは撮影OKが出たので、
すかさず、近藤さんを激写。
レールにフックやパイプなどのパーツが、
暮らしに合わせて追加できるようになっています。
実際、どのように取り外しができるのか、
皆さん、確認中。
片付けや整理整頓の基本は、まず「捨てる」こと、ですが、
モノの「住所(置き場)」を作ることも大切です。
近藤さん曰く、
システムができていれば「リバウンド」はしない
とのことです。
ヴィータスパネルに限らず、
収納・片付け・ゴミ処分などにお困りの方、
大悦工務店では上記のお仕事も承っております。
お気軽にご相談ください。