老々介護

こんにちは。依田しのぶです。

 

昨日、商店会にある「リハビリデイサービスのえがお」さんにて

認知症についての勉強会があり、夫と参加してきました。

 

 

超高齢化社会の日本。

ますます認知症患者は増加していきます。

 

杉並区の65歳以上の認知症患者は2022年に28%、

2040年には40%にもなると予想されているそうです。

 

2040年、夫は72歳、私は71歳

他人ごとではないですね・・・。

 

認知症、近所のおばあちゃんやお客様の中にもいらっしゃいますが、

本当に身近な人である実親や義両親は、まだ認知症ではないので、

どういう対応をしたら良いのかわかりません。

 

 

 

認知症の方の特徴

(徘徊、同じものをたくさん買い込む、ものとられ妄想など)

本人は目的があったり、意味のあることだと思っているので、

同じ目線に立ち、寄り添って一緒に行動したり、

声かけをしてあげるのが望ましいそう。

 

 

認知症の人は何もわからないのではなく、

誰よりも一番心配で苦しく悲しいのは本人とのこと。

 

 

認知症の人への対応の心得

1、驚かせない

2、急かさない

3、自尊心を傷つけない

 

この3つの「ない」が大切で

 

まずは見守り余裕を持って対応し、

声掛けするときは1人優しい口調で声掛けし、

後ろからでななくからおだやかにはっきりした口調声掛けし、

相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

 

太字がポイントだそうです。

 

 

とはいっても、やはり一人で抱え込んでは、

共倒れになってしまいます。

 

地域で見守り、市区町村には相談窓口も

あるので大いに活用して欲しい、

と、講師の方がおっしゃっていました。

 

 

 

勉強会が終了し家に着いたのが21時。

水曜日の21時、と言えばテレビ東京の

「家、ついて行ってイイですか?」

 

 

終電に乗り遅れた人や、ある場所に行ってインタビューし、

スタッフが

「タクシー代をお支払いするので、家について行っていいですか?」

と、聞きOKが出たら一緒にタクシーで家まで行き、

家の中でその人の生い立ち等を聞き出す

 

 

という番組なのですが、

100人いたら100通りの人生があり、

見た目は普通、または幸せそうに見え、

まったく何の問題もなさそうな人が、

病気持ちだったり、大切な人を亡くしていたり、

家族の問題を抱えていたりと、

下手なドラマを見るより、

何倍も面白い番組です。

 

 

 

昨日は埼玉の幸手にあるコミュニティカフェでのロケ。

 

幸手、と言えば、仲良くしてもらっている白石工務店さんの地元と、

先日、マラソンで走ったばかりなので身近に感じます。

 

 

インタビューに答えていたのは70代の奥様。

 

そこでの飲食代を払ってもらう代わりに、

家について行ってたのですが、

家にはベットに横たわるご主人がいました。

 

ご主人、糖尿病を患い失明。

その後、認知症にもなってしまったそうです。

 

 

元気なころのご主人はとっても優しく、

働き者だったらしいのですが、

認知症になってからは怒りやすくなったそう。

 

息子はいても頼れない、

介護は本当に大変。

離婚してもおかしくない状況でも、

良かったころのことを支えに介護をしていると

涙ながらに奥様はおっしゃっていました。

 

 

最後にスタッフがご主人に

「奥様にかける言葉は?」

と聞くと

「ありがとう」

の一言。

 

 

 

 

それを見ていた夫と私・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(T_T)

 

 

 

 

 

 

「お互い体に気を付けよう」

 

「寝たきり・認知症になったら、お互い介護しよう」

 

 

介護の勉強をした後の介護をしている人の

映像はリアルでいろいろ考えさせられ、

二人で支えあっていこう、と話し合った夜でした。