「住まい」を想う①

こんにちは!鈴木千晶です。

今日は心地よいお天気になりました。

 

マンション6階の我が家からは、南西の方向に富士山が見えます。

晴れた冬の朝はとてもきれいで「今日も頑張ろう!」という気持ちにさせてくれます。

霞んで見えなくなると「温かさも本番だな」と実感します。

 

何年か前のちょうど今頃、奈良の室生寺周辺を旅したことがあります。

煌びやかな京都とは違い、山里の春霞たなびく風景に感動!

まるで「日本昔話」の絵本そのままの情景にタイムスリップした様でした。

でも…

 

バス旅行でしたので、帰りの中央高速で甲府盆地に差し掛かり

富士山が見えた時にはなんだかホッとして「私は関東人なんだ!」と実感!(苦笑)

こんな気分になったのは初めてでした。

貴族文化が色濃い奈良独特の空気感に浸ったからこそわかったのかもしれません。

私は無骨(?)な武士の歴史が濃い関東人でした(笑)

 

やっぱり我が家が、生まれ育った地が一番!

東京生まれだと里帰りもないし、「故郷」が無い様に感じていました。

でもこの日から「東京が故郷」と想えるようになりました。

 

住まいも同じ。

帰宅するとなんだか訳もなくホッとする・・・。

そんな住まいづくりのお手伝いが私の仕事なんだ、と思うと

ちょっと嬉しい気持ちになります。

 

でも奈良旅行も勉強になりましたよ。

 

道端の野に咲く小さな花を、華奢な花瓶に1輪だけ投げ活ける、

するとそこには豊かな日本の四季が現れるのです。

 

色とりどりの洋名のお花だけでなく、生活を彩る工夫は小さな心からなんだなぁ、と。

 

これからは芝桜がきれいですね。

日本の春を楽しみ、住まいにも少し春らしさを…。

そんな事を想うようになったのも、歳を重ねてきたからなのかな?(苦笑)