幣串

こんばんは

大悦の依田です。

 

先日棟上げをしたときに

お施主様に 「あれなんですか?」と質問されました。

 

それが

 

これです。

 

私たちは昔から、へごしと親方などから教わってきたのですが、

お施主様に説明するのに形態の検索で へごしと入れても出てきません。

 

それもそのはず

本当の呼び名は へごし ではなく 幣串でした。

幣串  幣ごしと呼ばれるそうです。

たぶん なまってへごしになったのでしょう。

 

ここでちょっと豆知識

 

幣串とは魔よけの飾りで縁起のよう方向に向けて棟木の市中に縛り付けます。

その幣串には、お施主様の名前 工務店の名前 上棟年月日などを書いて納めます。

屋根材を葺くときに棟木に寝かして縛り付けます。

そうするとこの家が、いつ、だれのために 誰が建てたかがわかるようになっています。

地方に行くともっと大きい幣串であったり、五色布が飾られてあったりします。

 

実際の話 大悦の協力業者があるアパートを解体したとき棟から

「大悦さんの名前の書いたお守りが出てきたよ」と教えてくれました。

 

よくよく親父に話を聞いてみると

お前の爺さんが建てたアパートだ

と言われ、少し感動したのを覚えています。

今はあまり見られなくなった幣串

皆さんも近所で上棟式があったら探してみてください。

 

それでは、