O様邸インタビュー(建て替え)

IMGP3220さま=奥  インタビュアー: 依田浩一= 依田しのぶ=

―家づくりを考えたキッカケ

5:家づくりを考えたきっかけは?

:もう10年前ですよね、1つは前の家が雨漏りしてたことと、結局当時住んでた家が建売りだったんで、ふと見たら基礎がひび割れしていたとか、そんあことがあったんです。
自分たちが死ぬまでもたないだろうな…とは思っていたんです。
それで雨漏りとかを見てもらおうと思って、何回かリフォームしてもらった会社に頼んでいたんですけど、急ぎじゃないと思ったのかなかなか来てくれなかったんですよ。それで色んな会社を見に行っているうちに、新築を建てる話で盛り上がってしまって。前の家は2軒の家を1軒にしたような造りだったので、使い勝手は悪かったんです。
お風呂が2つあるとか、トイレが3つあるとかそんな感じだったので。
広さはあったんですけど。
地震も怖かったので建て替えられるうちに、建て替えた方がいいのかなって。
だんだんとキッカケになっていっちゃったんですよね。

:ですね(笑)他にキッカケはありましたか?
確か初めお伺いした時に、古い家が2軒あって玄関も2つあって、中で2件の家が繋がっ
ていたんですよね、その繋がっているの所にちょっと段差があったような…

:そうそう、段差ありました!
首を曲げないと頭がぶつかるような感じだったもん。

:あとは確かこの近辺にソーラーサーキットの家が建つっていうことで、それが余計に建て替えたいってスイッチになったんですかね。

:かもしれない、その時に一番近くの会社でソーラーサーキットの家を造ってたのが大悦さんだったんですよね。

:10年前になるんですもんね

:ちょうど去年で10年ですね平成15年ですから。

:もうそんなに経っちゃうのかって思いますよね。
月日が流れるのは早いです。自分の息子も小さかったのに。

:もうお幾つ?

:上の子は高校2年でつぎ3年になります。下の子は中学受験です。

:あら、早いですねー(笑)

―極端な温度差が悩みでした

:じゃ次の質問にいかせていただきますね、家を建てる前に何で悩みましたか?

4:住んでいて寒いのと、あと結露が凄かったですね、本当にじわじわ流れていましたし、下の方はカビが生えていましたから。
暖房は石油ストーブだから暖かくなるけれども、消して寝るとすごい寒い。
隣の部屋に行っても寒いし、暖房を点けてるとあっちの方ではどんどん結露しているみたいな。
とっても住み心地が悪かったです。
部屋が狭いし、使い勝手悪いし、住んでいたら間取りの不自由さが凄かった。
あと暑かったり寒かったりと住み心地も良くなかったですね。
大悦さんに相談する前に、あっちこっち検討してっていうのはなかったので、特にトラブルもなく建て替える事が出来たので良かったですけど。
家の中の温度差がすごい極端だったので不自由でしたよ、廊下歩けば寒いし。
今はそれがないので快適です。

:今はヒートショックとかもありますからね、急に真冬に暖かい部屋から寒い部屋にいくと、ヒートショックで心筋梗塞とか脳梗塞になりやすいですから、

:夏は2階の部屋が外の熱で45度もあったんですよね、エアコンの風があたるのが嫌だ
ったのでエアコンをつけて寝ないし、エアコンで冷やしてもさすがにそれだけ暑かったら冷えないでしょ?

:冷えきらないですよ。

:2階の部屋なんて息するだけでも熱いみたいな、本当にどうにかならないのかと思っていました。
それが夏場の悩みでしたね。

 

―ちゃんと大悦さん見てるんだなと思って

:じゃ、次の質問いきます。大悦工務店に頼んだ理由はなんですか?

:一番近いっていうのも大きかったですね。
あとは図面をお渡ししてプランを作って頂いたと思うんですけど、『ちょっとこの数字読みにくいんですけど』って大悦さんが聞いてきたんですね。
全体の面積をわかってれば影響ないのかもしれないですけど、ちゃんと大悦さん見てるんだなと思って。
仕事柄ひねくれて見ちゃうんですけど、社長がいて弟さんが2人いて、奥さんがいて設計士さんがいて、協力してやってる分モチベーション違うと思ったんです。
そういう意味で安心っていう感じはありました。
色々な会社を見たりしますけど、やっぱり小さい会社は従業員さんがちゃんと協力してやっていかないと、うまく回っていかないのも知っていますので、そういう心配はないなと思っていました。

2:他のお客さまににもこうやってインタビューさせて頂いているんですが、その方にもそういう様な事を言われました。
『家族経営だし、目の前なんだから逃げられないでしょう』って(笑)

:みなさんご家族がいるみたいだから、生活が掛かっているから、みなさん一生懸命仕事をやってくれるだろうなって思います。
建てた会社がなくなっちゃうのは一番困りますし、とにかく続けてもらわなくちゃ困る。
その辺はご家族でやってらっしゃるから大丈夫だろうし、絶対にないだろうと、確信しました。

:実はですね、弟の光正とも話をしていたんですが、これから大悦工務店をどうしていきたいかって話になった時、まず会社を潰しちゃいけないっていうのが出たんです。
なんでそう思っているかというと、皆の生活もそうなんですけど、僕たちは自分たちが造った家を守っていかくちゃいけない、っていうのを念頭に置きながらやっているんです。
Oさんの家も、家の事を知ってるのは僕たちだけじゃないですか?
もし大悦工務店が潰れてしまったのなら、また他社に1から説明し直さなくちゃいけないし、分からないこといっぱいあると思うので。

:説明しろって言われても説明できないですし、なんか資料あったっけって探して何か出てくるかどうか、ソーラーサーキットって何と言われても説明しきれない。
やっぱりそれは困るなっていうのもありますしね。

:特にOさまの家みたいにソーラーサーキットって特殊なものなので、誰にでもできるっていうものでもないですから。

:外断熱って増えているんですかね?どっかの駅の近くで、外にパーっと貼っているお家は見かけましたけど。

:今は建物自体の器をよくしようと、国交省が呼びかけているんですよ。この前に研修に行ってきたんですけど、大悦は10年前から断熱と環境に目を向けていたんで、講師の人がうーんって悩んでいるとき、こここうしたらいいのではないんですか?とか言っちゃったりとかしました。

 

―大悦を選ばれた決め手は

:大悦工務店に決めた決めてはなんだったんでしょうか?

:家族で安心ていうのと、渡辺さんに出して頂いたプランが良かったっていうことかな。
1回出してもらって、ちょこちょこ言って何回か大悦さんに作り変えてもらったんですよね、けっこう色々なことに対応してもらったということかな。
お陰様で最初に渡辺さんが出してくれたプランと、今のは違う形になったよね。

:そうですね最初の図面はこのタイプじゃなかったはずですから。

:そうそう、机も一度は真ん中に置こうかって話をしていたんですけど、最初の渡辺さんが提案してくれた位置に戻ったんだよね。奥行きがあるから窓は簡単に開けられないけど。
でもどうせ開けても隣の人が通るし、カーテンがないんで窓開ける事もあまりないんですが。
色々なこと言って対応してもらって、最終的にこれがいいんだなって感じになってました。

:今回新しいホームページが新しくするんですけど、渡辺も出てますんで、良ければ見てください。
彼も最近自分の家を作ったんですよ。
前は親父さんたちのアパートの1室を事務所にして仕事していたんですけど、ちょうどその向に自分の家を作ってそこを事務所にしてるんです。

:すごい家ですよ、自分の家と弟さんの家が繋がってるんです。

:なんか建築の人が作ると変わった家創るのかな?

:でもやっぱね、使いやすいだろうなっていうのがあります。

:パッと見は一般住宅には見えないんですけどね。

:子供が遊べるような工夫が色々してあって、弟さんの家と全く対照的に作ってるんですよ。
半分渡辺の家、こっから半分弟さんの家って感じで、全く対照的なんですよ。
子供部屋なんて、お互いの家と繋がっているんですよ。

:それは面白いですね!

:子供部屋は机の上にロフトがあって、ロフトで寝る作りです。
渡辺の子ども3人と、弟さんの子ども1人の机が4つ並んでいますよ。

:すごい面白い造りですね。

:渡辺にもこないだ会って、今度Oさんのところに行ってくるって言ったら、「おー懐かしいね!」って言ってました。もうそんなに経っちゃうんだねって。

:なんか引渡しの時に渡辺さん寂しそうだったの覚えています。
なんとなく、『もう終わっちゃうの』みたいな感じで。
造って頂いたあの吹抜けは、とても明るいですよね。

:ちょうど上からの光がリビングに落としてくるようにやってました。

:昼間は電気つけないでも平気、前の家はつけてたんですけど。

:前のお宅はそうでしたよね。

:前はけっこう湿っぽかったですよね、押入れにカビがはえたりだとか。

 

―お住まいになられての感想

:改めて10年住んでみてからの感想をお聞かせいただけますか?

:一番最初感じた不都合、部屋から出た時に寒いとか部屋が温まっちゃうとか。
そういったのは解消しましたし、2階が45度になったこともないですし、それは良かったなって感じです。
慣れてくると色々とだんだん忘れてくるところがあって、快適だったのかどうかっていうのもなんか忘れていて…
先程聞かれて前の家の不都合を思い出しました、そういえば…って感じで。

:昔はそうだったなって(笑)

:依田家の家と交換したら嫌でも分かると思いますよ。一日だけ交換したら、快適だわって思うと思います(笑)

:我が家はダメですよ。
この前の雪でですね、車出なくなっちゃったんですから(笑)

:しかも冬は窓が凍るんですよ。
ビックリすると思いますよ、普通の家ってこんなにあるんだって。

:あのー結露はあることはあるんですよね。窓枠の所にちょっとだけとか。
まぁ一番結露するのはお風呂ですけど、それは当たり前で。
ですから結露はほぼないって言ってもいいくらいですよね、機密が良くて部屋ガラスの効果って大きいんだなって思います。

:やっぱり外が寒くて中が暖かいと、どうしても結露っていうのは出てきますからね。

:ある程度しょうがないよね。
ソーラーサーキットには思いっきりはまっちゃったので、もしかして本当にこの間取りでよかったのかなって、あとから考えたことはありましたよね。
でも寝室は9帖くらいあって、それはそれで広くていいし。
1部屋は両親が泊りに来たときに泊まれる部屋があって良い。
そういう意味では過不足もないんですけど、これで良かったのかなと思ったことはあります。
エレベーター付けるのも良かったかなって。
でも予算的にも、いっぱいいっぱいでしたから、現実に不都合は特にないですね。

:そうですね、そういうのもちょこっとあれば良かったかもしれませんね。
基本的に外から空気を入れるために、トイレとか洗面所とかに取り入れ口を配置するって考えなんで、やっぱりここの近くは寒いみたいなことは言われます。

―その都度社長が対応してくれたのが良かったかな

:大悦で家を建てると幸せになれそうな人ってどんな人ですか?

:自分たちなりにあれこれ考えて、自分たちに合った家を作ろうって考えている人。
皆考えているのかもしれないですけど、たとえば住宅メーカーだとある程度決まった間取りがあって、それに対するバリエーションみたいな感じだと思うんですけど、どういう家が良いかを工務店さんや設計する人たちに相談しながら、建てていきたいと思っている人が良いと思います。

:一緒に作るって感じですかね。

:一緒に作るって感じでいいんじゃないですかね、こういうのがいいんじゃないかっていう提案やプランを作る専門家が言うわけですから、本当に自分の合った家づくりを自分でやりたいっていう人が幸せになるんじゃないですかね。

:そういう人へのアドバイスってあります?

:やっぱり自分なりに色々見にいったり、情報集め。
インターネットが普及していますから色々なものが見られますし、情報が入ってくるし。
色々なところ見に行ったりだとか、自分で考えて自分なりにリサーチしてそれを元に相談するのがいいんじゃないでしょうかね。
色々聞き取りしてプランを渡してもらうだけじゃなくて、自分でも悔いがないものが出来るんじゃないかなーって。
私の場合は床の板は初めムクで見積り出してもらって、合板にして、やっぱり最後にムクに戻してもらったり、あれはムクにして良かったなっていうのがあります。

:大悦工務店に家を建ててもらって良かったなっていうのはあります?

:その都度社長に対応して頂いたことかな。

:前もホームページ作る時にインタビューさせてもらったじゃないです?
その時のお言葉の中で「大悦さん忙しくなると社長パニクっちゃって」って言っていただいて(笑)
僕もいっぱいいっぱいになっちゃうと、ついつい忘れちゃったりだとかもあったんで。

:そういえば建て前の時に材料が届いてないっていうのがあって、どーもってそっちの方が心配で仕方がないようだったから、そっちの事で頭がいっぱいなんだなって(笑)
そういえばそんなこともありましたね。すごく社長が心配してたの覚えてる(笑)

:そうですね、わさわさして本当すみませんでした。

:お客さんにとってみたらえーってなりますよね(笑)

:どーしたんだろうって(笑)

:すみません…あの、今日はありがとうございました。

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