こんにちは、大悦工務店専務の依田です。
今回は、コロニアルとアスベストについてです。
コロニアル屋根(スレート屋根)には、アスベストが含まれていると
聞いたことが、ありますか?
コロニアルの原料は、セメントと繊維状の素材(人口繊維か天然繊維)です。
2004年(実質的な完全廃止は2006年)
以前は、強度を出すためにアスベストが使われていました。
2004年以降は、基本的にアスベストなしのコロニアルしか使われていませんが
アスベスト入りのコロニアルは、非常に丈夫なため
今でも多くの屋根に残されています。
アスベストは、天然の鉱物で肉眼では見えないほど
細かい繊維で、できています。
耐火性 防火性 防音性に、優れているため
内装や建材の一部として広く使われてきました。
しかし空気中に舞った繊維を吸い込むと、悪性中皮種(肺がん)の原因になることが
明らかになり1970年から段階的に、使用が禁止されました。
アスベストが、実質的に使用禁止になったのは、2006年なので
その時期のコロニアルは、もろいです。
アスベストが、禁止になったのでそれに代わるもので
コロニアルが、作られたのですが
大体10年ほどで劣化していくことが多いいです。ひび割れや欠けたりします。
現代のコロニアルは、改良が進んでいるのでそんなことは、ほとんどありません。
もし自分の家の屋根がその時期のコロニアルなら
ひび割れや欠けたりしている可能性は、あるでしょう。
ほっておくと、雨漏りの原因になるので、できれば屋根の改修をおすすめします。
次回は、改修方法を、紹介します。